28日の東京株式市場では、日経平均株価が6営業日連続で値上がりした。終値は前日より13円83銭(0・06%)高い2万2813円47銭。取引時間中に6月21日以来、約2カ月ぶりに2万3000円台をつける場面もあった。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は2・68ポイント(0・16%)高い1731・63。出来高は11億9千万株。
北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で米国とメキシコが「予備的合意」し、貿易摩擦への懸念が後退して前日の米国株価が上昇。東京市場もその流れを引き継いだ。日経平均の上げ幅は一時200円を超えた。午後からは利益を確保する売りが出て上げ幅が縮小した。野村証券の沢田麻希氏は「さらに上値を目指すには、新たな材料が必要だ」と話した。(大和田武士)