西日本豪雨災害の被災者を支援しようと、将棋のプロ棋士や女流棋士が9月1日、名古屋市港区の名古屋港湾会館でチャリティー将棋イベントを開く。参加者が将棋の対局を楽しむ「将棋大会」と、プロ棋士が出演するイベントを見て楽しんでもらう「将棋フェスティバル」の二本立て。それぞれ有料で、いずれも当日申し込む。イベントの収益は日本財団を通じ、西日本豪雨災害への義援金とされる。
将棋大会は午前9時半に受け付け、午前10時からスタート。Aクラス(三段以上)、Bクラス(初・二段)、Cクラス(1~3級)、Dクラス(4級以下)、小学生(低学年の部)、小学生(高学年の部)に分かれ、定員はA~Dが各32人、小学生の部は各48人。参加費2千円(小学生以下1千円)。
将棋フェスティバルは午前10時半から受け付け、午前11時にスタート。棋士のトークショーや公開対局などのイベントがある。定員200人。参加費3千円(高校生以下は千円)。別料金で指導対局やサイン会、ツーショット写真撮影会などに参加できる。
出演は久保利明王将、菅井竜也王位、糸谷哲郎八段、杉本昌隆七段、里見香奈女流四冠ほか多数。
出演者の一人で、日本将棋連盟常務理事の井上慶太九段は「被災地はいまだに大変な状況と聞いています。被害が深刻だった岡山、広島、愛媛はいずれも将棋が盛んな地域で、少しでも復興の役に立てたら、と願っています」と話す。
問い合わせは関西将棋会館(06・6451・7272)へ。(佐藤圭司)