北海道で最大震度6強を観測した地震で、気象庁は6日午前10時半から、この日2度目の緊急会見を開いた。最初の激しい揺れ以降、午前10時までに震度1以上を観測した地震は44回発生。最大震度4も2回あった。同庁は活発な地震活動が続いているとし、家屋の倒壊や土砂災害に十分注意するよう呼びかけた。
【最新情報】北海道で震度6強タイムライン
【災害INFO】地震が起きたときに役立つ情報など
北海道で震度7、道内の被害状況は
胆振地方では6日午後から8日にかけて降雨も予想されており、同庁地震津波監視課の松森敏幸課長は会見で、「地震ですでに土砂災害が発生しているが、雨でさらに崩れやすさが増す。自治体からの情報と我々の注意喚起に留意して十分注意してほしい」とした。
同庁は観測点の震度計のデータを通信回線で確認しているが、今回の地震では震源付近にある複数の観測点のデータが得られていない。原因は不明で、観測点に職員を派遣するなどして今後確認を急ぐ。データが未入手の観測点のうち、厚真町で震度6強、むかわ町で6弱、平取町と新冠町で5強などと推定している。