停電のため運休が続いていた北海道の交通は、停電が徐々に解消されるにつれて運行再開の動きが出てきた。
JR北海道は、北海道新幹線(新函館北斗―東京)を7日正午をめどに運転再開すると発表した。東京行きは午後1時35分発のはやぶさ28号、新函館北斗行きは、午前9時36分発のはやぶさ11号が運行再開後初の列車になる予定。在来線も午後からの再開をめざしているが、特急列車は終日運休を決めた。
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札幌市も、市営地下鉄と路面電車を午後にも再開する見通しを示した。地下鉄は午前6時過ぎに通電し点検作業に入り、低速での試運転を始めた。路面電車も通電し、路線を巡回し安全確認中という。
新千歳空港は、6日夕に停電が解消し7日午前10時から国内線ターミナルビルを開館。東京発のバニラ航空便が午前10時50分に到着するが、日本航空(JAL)、全日空(ANA)は午前10時現在、運行再開を決めていない。
ジェイ・アール北海道バスやじょうてつバス、北海道中央バスの路線バスや高速バスも、信号機の一部停止で運行再開の見通しが立っていないが、中央バスでは後志地域の一部路線バスの運行を再開した。