世耕弘成経済産業相は14日午後、北海道胆振東部地震後に道内の家庭や企業に求めてきた2割の節電について、18日から数値目標なしの節電要請に緩めると発表した。節電のほか、電力の供給力の積み増しが進み、電力需給に一定の余裕ができたためだ。
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2割の節電要請は、14日の午後8時半までは続ける。土日と祝日は需要が落ちるため節電は必要なく、週明けの18日以降は数値目標なしの節電要請に切り替える。世耕氏は18日以降について「ライフスタイルを変えない範囲での節電は引き続きお願いしたい」と述べた。午前8時半から午後8時半以外の時間帯は「節電のことを気にすることなく、普段通りの生活、企業活動をしていただきたい」と話した。
一方、計画停電の可能性については「老朽火力に万が一のことがあっても、ある程度対応できる調整力が確保できた」とし、「計画停電は当面、実施する必要はない」と述べた。