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2019年9月に開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会の試合がある愛知県豊田市で23日、市民がスクラムの世界記録に挑戦した。2586人の参加でこれまでの記録1758人を上回り、「ギネス世界記録」に認められた。
W杯を盛り上げようと、豊田商工会議所青年部が企画した。開催年にちなんで2019人でスクラムを組もうというイベントだったが、予想以上に参加者が集まった。
豊田スタジアム北側の芝生広場に赤と白のそろいのTシャツを着た中高生や会社員らが集合。長さ200メートル以上にわたって、紅白でそれぞれ3列の隊列を組んで向かい合った。かけ声に合わせて全員が肩を組み、頭を下げて約10秒間、スクラムを組んだ。直後のイベントで、ギネスの認定員が記録の達成を告げると大きな拍手がわいた。ゲストの俳優山下真司さんは「W杯もだんだん盛り上がってきたのではないか。来年のW杯には世界中の国が注目していることをもっと知ってほしい」と話した。
東海3県でW杯があるのは豊田スタジアムだけで、19年9月23日~10月12日に4試合(日本戦1試合含む)がある。(臼井昭仁)