ラグビーワールドカップ(W杯)2019組織委員会は17日、9月20日に開幕するW杯日本大会のチケットデザイン3種類を公表した。歴史・軍記物に登場する伝説的な武将を表現した「武者絵」の選手をデザインした。ボールを持って走る、パスを放ろうとする、相手選手をはねのけようとするプレー場面が描かれている。組織委の嶋津昭・事務総長は「格式の高さとユニークさをあわせもつ、美しいデザインに仕上がった」とコメントした。
デザイナーは非公表。計九つの案から武者絵を選んだ理由を組織委担当者は「アジア初のW杯で斬新なものが望ましかった。和の要素で伝統と革新、力強さが表現されている」と説明した。
購入時に配送希望した対象者に7月下旬から配送される。チケットは販売予定180万枚のうち、140万枚が売れており、約8割が紙チケットでの受け取りを希望しているという。(能田英二)