ラグビー女子の7人制日本一に初めて輝いたクラブチーム「ながとブルーエンジェルス」(山口県長門市)で、優勝に貢献した小野ゆき(26)は、2015年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ戦の勝利に貢献した元日本代表のSO小野晃征(32)の妹だ。兄の活躍に刺激を受けた妹も日本代表入りの目標を掲げている。
ラグビーワールドカップ2019
ながと、初の総合優勝 ラグビー・女子太陽生命セブンズ
ニュージーランド育ちの小野は今季、来日2年目で先発に定着した。昨季は、先発機会も少なく、チームも年間5位の悔しい結果に終わった。小野はニュージーランドに戻って、体を強くし、タックルも強化。「まずは先発出場をめざし、チームの力になりたかった」。言葉通り、今年は初戦から先発に定着。バックスで味方にパスを回し時にはトライを決めた。
「第1戦の秋田大会で優勝して、私たちはできると自信がつき、いいチームになっていった」。年間表彰式で、小野ははれやかな表情で語った。
兄の晃征は一足先に世界で活躍…