ラグビーの国際統括団体「ワールドラグビー」(WR)が、2022年から予定していた国際大会「ネーションズ選手権」の新設を断念した。昇降格制度に一部の協会から反対が出たという。当初は欧州と南半球の強豪10チームに加えて日本とフィジーの計12チームが参加する構想だったが、断念を受けて、日本ラグビー協会は新たな代表強化策を模索することになる。
ラグビーワールドカップ2019
日本協会はネーションズ選手権が頓挫した場合に備えて、南半球4カ国の代表チームによる「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」への参加を主催団体「サンザー」に打診している。だが、サンザーが求める条件は日本に不利なもので、交渉は難航している。
サンザーは日本参加の前提として、世界最高峰リーグ「スーパーラグビー(SR)」の実質的な2部相当となる「SRアジア」を作り、日本が運営の中心的役割を果たすよう、強硬に主張している。
SRアジアは、日本の複数のト…