将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(16)が6日、名古屋城本丸御殿で開かれた小中学生の将棋大会にゲストで来場し、小学1年~中学3年の各部で優勝した9人と指導対局をした。
岐阜県養老町立東部中学3年の宮堂力旗(りき)さんは、かつて藤井七段も通った日本将棋連盟の東海研修会(名古屋市中区)で学び、プロ棋士になるのが夢だ。約50分間の対局では勝負がつかず、「うれしくて、最後まで指してみたかった。自分が考えてもいないような手を指されて困った」と笑顔だった。
藤井七段は表彰式で記念品などを授与。講評で「一手一手、慎重に考えているのが伝わってきた。これからも楽しんで将棋を指してほしい」と子どもたちに呼びかけた。