将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(16)が10日、大阪市の関西将棋会館で、第49期新人王戦(しんぶん赤旗主催)の決勝三番勝負に初めて臨んでいる。新人王戦は、スピード昇段で参加資格を満たせなくなった藤井七段にとってラストチャンス。2月の朝日杯将棋オープン戦での優勝に続く、2回目の優勝を狙う。対する出口(でぐち)若武(わかむ)三段(23)は「藤井キラー」と称される井上慶太九段(54)の門下で、好勝負が期待される。
藤井七段の強さ、生い立ちから探る
三番勝負の第1局は定刻の午前10時に始まった。先手番は出口三段、後手番が藤井七段。持ち時間は各3時間。終局は夕方になる見通しだ。
「公式戦での番勝負は初めて」…