環境汚染として問題になっている微小なプラスチック片「マイクロプラスチック」が人間の便から検出された。オーストリア環境庁とウィーン医科大の研究で判明した。人の体内にマイクロプラスチックが取り込まれていることが見つかったのは初めてという。健康への影響については不明で、解明にはさらなる研究が必要だ。 23日、ウィーンで開催中の欧州消化器病学会(UEG)の会合で発表された。 マイクロプラスチックは、海に流れ出たプラスチックごみが紫外線や温度差、波の力で細かく砕けたものや、プラ製品の原料となる「レジンペレット」、歯磨き粉や洗顔料に「スクラブ」として含まれる小さな粒の「マイクロビーズ」などで、主に5ミリ以下の微小片を指す。 研究チームは日本、英国、イタリア、オランダ、オーストリア、ポーランド、フィンランド、ロシアの各1人、計8人から大便の提供を受けて検査した。その結果、8人全員の便から0・05~0・5ミリのマイクロプラスチックを検出した。PET(ポリエチレンテレフタレート)やポリプロピレンなど最大9種類で、平均すると便10グラムにつき20個のマイクロプラスチックが見つかったという。 提供者の直前1週間の食事の記… |
微少プラごみ、人の便からも検出 日本など世界8人調査
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
アルツハイマー病リスク高める遺伝子、日本人特有の変異
加齢で減る酵素注射→若返り マウス成功、ヒトにも期待
本庶さんと小野薬品、対価巡り深い溝 知財専門家に聞く
熱出して泣く子、中耳炎かも? スマホでチェック可能に
がんゲノム医療に保険適用、治療選び後押し 課題指摘も
未成熟な卵子、体外で育てる 受精胚使った研究承認
「人間」を拒絶しないブタ 再生医療で移植臓器に期待
ポリフェノールにアルツハイマー予防効果? マウス実験
本庶さん発見のたんぱく質に新たな仕組み 治療法開発へ
脳の神経細胞、87歳でも生成 アルツハイマーでは急減
3Dプリンターで心臓製作に成功 血管の再現は世界初
iPS細胞で難病ALS再現、治療薬に光 京大が治験へ
マウスの精子異常、ゲノム編集で治療 不妊研究に活用へ
大麻成分のてんかん新薬、国内臨床試験へ 米は既に承認
サルで子宮移植の実験、人での実施めざす 東京女子医大
iPS細胞の角膜移植、ドナー不足補う鍵に 臨床研究へ
ヒトの臓器もった動物の出産、解禁 文科省が指針改定
がん免疫療法の効果、事前予測できるかも 阪大が新技術
点滴1回4千万円、血液がん治療製品を了承 保険適用へ
脊髄損傷にiPS、秋にも1例目 患者「早く慢性期に」
脊髄損傷をiPSで治療、夏にも移植へ 厚労省部会了承
「ポケモンGO」で歩数増、中高年1日に9600歩超
ラットの体内でマウスの腎臓作成 人への応用に可能性
ゲノム編集の子誕生「重い倫理的問題」人文系学会が声明
「ゲノム編集のならずもの」ネイチャー、今年の10人に










