iPS細胞からつくった目の角膜の細胞を患者に移植する大阪大チームの臨床研究が、厚生労働省の部会で5日、条件付きで了承された。
iPS細胞の角膜移植、臨床研究計画を了承 厚労省部会
対象となる病気は「角膜上皮幹細胞疲弊症」。黒目の表面を覆う「角膜」を新たにつくる「幹細胞」がけがなどで失われ、視力が落ち、失明することもある。
この病気に対しては、他人の角膜を移植する治療法がある。しかし、慢性的に提供数が不足しているのが現状だ。
角膜移植は1958年に成立した角膜移植法に基づいて実施され、97年、臓器移植法に統合された。角膜の移植を望む人は約5千人いるとみられている。
一方、日本アイバンク協会によ…