サッカーのルヴァン杯で決勝に進んだJ1湘南が、フィットネスジム大手のRIZAP(ライザップ)流トレーニングを導入している。でも、ライザップから派遣されたトレーナーが最初に選手たちに伝えたのは「筋トレしません」。その真意って、いったい?
ライザップは今年4月、湘南の経営権を取得した。3年で10億円以上の支援など経営面だけでなく、本業を生かし、選手たちのフィジカル面での強化にも乗り出した。ライザップから湘南に派遣されたのは管野翔太さん(30)。取締役でありながら、現場でチーフトレーナーも務める。
「筋トレはそんなにしません」。6月にチームに合流すると、管野さんは選手たちに繰り返し伝えた。テレビコマーシャルの影響もあり、選手たちは厳しい筋トレや食事制限を警戒していたからだった。
目指すのは、選手一人一人にあ…