イタリアを暴風雨などの悪天候が襲い、30日までに少なくとも11人が死亡した。運河に囲まれ「水の都」と呼ばれる北部ベネチアは、街が冠水。観光名所のサンマルコ広場が閉鎖された。各地で多くの観光客が孤立しているという。AFP通信などが報じた。
欧州では29日から、南部や中部で大雨や暴風、大雪に見舞われた。イタリアでは、落木に当たったり、高波に巻き込まれたりして、死者が相次いだ。また、スイスとの国境沿いでは大雪のため、約170人の観光客やホテルの従業員が取り残された。フランスでも1千台以上の車が立ち往生したという。(高田正幸)