菅義偉官房長官は2日の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する玉城デニー・沖縄県知事と、来週にも会談する意向を明らかにした。日本維新の会の下地幹郎氏への答弁。
沖縄はいま
菅氏は「知事から面会の要請もあり、来週、時間があえば虚心に話を聞いてほしい。聞いてみたい」と語った。その後の記者会見では具体的な日程は決まっていないとしつつ、「政府の考え方を説明すると同時に、普天間飛行場の危険除去についての知事の考えをうかがってみたい」とも述べた。
玉城氏は10月12日、安倍晋三首相や菅氏らと会談し、辺野古移設反対の意思を伝え、対話による問題解決を求めた。だが、防衛省が17日、石井啓一・国土交通相に埋め立て承認撤回の効力停止を申し立て、30日に申し立てが認められたため、防衛省沖縄防衛局は今月1日に工事を再開。県側は激しく反発している。