2日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅に値上がりした。終値は前日終値より556円01銭(2・56%)高い2万2243円66銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は26・71ポイント(1・64%)高い1658・76。出来高は18億1千万株だった。
トランプ米大統領が1日に中国の習近平国家主席と電話会談し、米中の貿易戦争の懸念がいったん和らいだとの観測が広がったことから、午前から幅広い銘柄に買い注文が入った。
日経平均は午前中に一時、前日より300円超値上がり。その後、上げ幅は縮んだものの、午後に「トランプ氏が中国との貿易合意の草案の作成を命じた」との一部報道が流れると、中国の景気回復を見込んで再び買い注文が膨らんだ。機械や鉄鋼などが値上がりし、上げ幅は一時、600円を超えた。