女子プロゴルファーの横峯さくらが東大のスポーツ先端技術を活用するプロジェクトに協力することになった。スイング動作や心理状況などのデータを徹底的に解析。横峯は、東大のバックアップを得て念願の米ツアーの賞金女王を目指す。
このプロジェクトは、東大スポーツ先端科学研究拠点の教授らが横断的に集まり、アスリートの動作を様々な角度から計測し、可視化する。トップアスリートや一般の愛好家、高齢者までのパフォーマンス向上に向けたシステムを作る。その中の一人として横峯が加わった。
横峯は10月31日、同拠点やコースに出て、体全体にマーカーを付けてスイング動作や音声で緊張度などを計測した。「フェードやドローの球を打ち分ける際に自分の癖がわかれば、プレーに生かせるので楽しみ」と横峯。12月までに断続的に計測し、改善点を洗い出す。来季の米ツアーへのトレーニングなどにいかす。
2015年の米ツアー本格参戦以降、日本ツアーでも優勝から遠ざかっている横峯。「もうすぐ33歳。30歳過ぎても第一線で活躍し、米ツアー賞金女王を目指している中での参加。これからが楽しみ」と意気込んでいる。