サッカーJ3の相模原は4日、元日本代表のGK川口能活(よしかつ、43)が今季限りで現役を引退すると発表した。川口はクラブを通じ、「今は感謝の気持ちしかありません。僕がプレーしたクラブに携わるすべての方々、サポーター、仲間たちに感謝の気持ちを伝えたい。自分の気持ちはまた改めて引退会見の場でお話しさせていただきたい」と談話を出した。
12月2日に本拠で行われる鹿児島とのリーグ最終戦後に引退セレモニーを行うという。
川口は、身長180センチとGKとしては上背があるタイプではないが、反射神経の良さと俊敏性を生かしたプレーで活躍した。
1994年1月、静岡・清水商高の主将として全国高校選手権で優勝。Jリーグの横浜マに入団すると、95年度のリーグ新人王を獲得した。96年7月にはアトランタ五輪出場を果たし、強豪ブラジルを破る「マイアミの奇跡」の立役者となった。日本代表がワールドカップに初出場した98年フランス大会では3試合にフル出場。W杯にはその後も、2002年日韓、06年ドイツ、10年南アフリカの4大会で、日本代表メンバーに選ばれた。
J1通算421試合出場、日本代表では通算116試合出場。