報道写真の月刊誌「DAYS(デイズ) JAPAN(ジャパン)」は17日、来年2月発売の15周年記念号(3月号)を最後に休刊することを明らかにした。20日発売の12月号で告知する。
2004年、フォトジャーナリストの広河隆一さん(75)らが創刊。福島原発やパレスチナなど国内外の社会問題を取り上げてきた。定期購読は一時1万部を超えたが、高齢化などで減少。昨年から実質8千部を切っていた。発行元のデイズジャパン社長を務める広河さん自身の健康上の理由もあり、休刊を決めたという。DAYS国際フォトジャーナリズム大賞やDAYS被災児童支援募金は、財団法人などを立ち上げ存続させる予定。
広河さんは「我々にはジャーナリズムとしての社会的責任があり、何としても休刊は避けようと、後任を探したが見つからなかった。15年間支えてくれた方々に感謝している」と話している。