来年10月の消費増税に伴い、医療機関にかかる際の料金や入院料が、同月から引き上げられる。具体的な増額幅は年明け以降に決まるが、初・再診料の自己負担は数円~数十円増える見通しだ。
厚生労働省が21日、中央社会保険医療協議会(中医協=厚労相の諮問機関)の分科会で、消費増税に対応する診療報酬改定案を示し、おおむね了承された。
医療機関が医療機器などを買う時には消費税がかかるが、患者が窓口で払う料金は非課税のため、医療機関に負担が生じる。このため、診療報酬を引き上げて医療機関の負担を減らす。
改定案は、現在2820円の初…