27日の東京株式市場は、日経平均株価が3営業日続けて値上がりして取引を終えた。取引時間中に一時、今月12日以来約2週間ぶりに2万2千円台を回復する場面もあった。終値は前日より140円40銭(0・64%)高い2万1952円40銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は11・96ポイント(0・73%)高い1644・16。出来高は13億2千万株だった。
前日の米国市場が大幅に値上がりした流れを受け、日経平均も取引開始直後から上昇幅が150円を超えた。その後は、利益を確定するための売り注文も出やすく、値上がり幅が縮小する場面もあった。米中貿易摩擦の行方などをにらみ、「様子見で売買を手控える海外投資家も多かった」(大手証券)との見方もある。