ベストセラーの絵本「もこ もこもこ」を描いた画家元永定正さん(1922~2011)は軽妙でユーモアのある言葉を紡ぐ人だった。親交のあった三重県四日市市の子どもの本専門店「メリーゴーランド」店主、増田喜昭さん(68)がこのほど、「元永語録」を編んだ。「元永流の生きる極意。読む人それぞれに響く言葉がある」という。 語録は10月3日の命日にあわせ、限定1千部で出版された。元永さんの好きな「紅色」をまとった手帳サイズの95ページに、ユーモアたっぷりの言葉が並ぶ。 『ちょっと ぼーっとして 何とかなるわと、それでいかな あかん』 『気張らないこと 気張ってると 見る方も しんどい』 『傑作を作ろうとしない 駄作を多く作ったら 傑作が多く出来る 傑作は後からわかる』 「一寸先は、光」が元永さんの… |
ぼーっと生きなあかん… 画家元永定正さんの人生の極意
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