将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(16)が4日、東京都港区で開かれた第49期新人王戦(しんぶん赤旗主催)の表彰式に出席した。日本将棋連盟の佐藤康光会長(49)から表彰状が手渡された。 新人王戦は、六段以下の棋士らがトーナメントで競う。5月に七段になった藤井七段にとっては、最後の出場だった。藤井七段は「優勝という形で卒業できて、うれしく思っている。新人王戦はトップ棋士への登竜門と言われている。さらに活躍できるよう、日々、精進していきたい」とあいさつした。 式には、師匠の杉本昌隆七段(50)も出席した。「藤井君、おめでとう」と祝福し、「2連覇、3連覇していただきたいが、今回がラストチャンス。出場制限を変えていただけないかな」と冗談を飛ばして、会場を沸かせた。 藤井七段は年上の棋士に4連勝して決勝に進出し、10月の決勝三番勝負も2連勝で制した。16歳2カ月での新人王獲得は最年少記録。今年2月には、全棋士が参加する第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)で優勝しており、棋戦の優勝は2回目となった。 また、囲碁の第43期新人王戦で優勝した広瀬優一・二段(17)の表彰式も合同で行われた。 |
新人王表彰式、藤井七段「優勝で卒業できてうれしい」
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