フランス東部のストラスブールで11日夜、クリスマスマーケット会場付近で男が銃を乱射した事件で、パリ検察は12日の記者会見で、男が事件当時、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたことを明らかにした。男はなお逃走を続けており、警官ら600人以上の態勢で行方を追っている。
パリ検察によると、事件で2人が死亡し、10人以上が負傷した。当局は当初、3人が死亡としていたが、そのうち1人は脳死状態だとして死者数を2人に修正した。
検察当局は地元出身でフランス国籍のシェリフ容疑者(29)による「テロ事件」と断定。自宅の家宅捜索で、ライフル銃や4本の刃物を押収したことを明らかにした。同容疑者は逃亡を続けているが、何らかの事情を知っている可能性があるとみて容疑者の近親者4人を拘束している。
シェリフ容疑者は11日夜、市…