26日の東京株式市場で、日経平均株価は6営業日ぶりに反発した。取引時間中はもみ合う展開が続き、2017年4月以来、約1年8カ月ぶりに1万9千円を割り込む場面もあった。ただ、前日に1千円超下げた反動から最終的には買いが売りを上回った。
終値は、前日終値より171円32銭(0・89%)高い1万9327円06銭。東証1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は15・92ポイント(1・12%)高い1431・47。
日経平均は前日まで5営業日連続で下落し、下げ幅は2300円を超えていたため、26日は取引開始直後から買いが広がった。円高ドル安の動きが一服したことも買い材料となった。
ただ、その後は徐々に上げ幅は縮小し、午後に入り米国株の先物が下落すると、米国市場への警戒感から一時は下落に転じた。「海外市場が休みに入っていて商いが薄いことも影響し、小口の売買で時々刻々と相場が変動した」(大手証券)という。