国土交通省は26日、今年の土砂災害発生件数(速報値)が3451件だったと発表した。7月の西日本豪雨による被害が大きかった影響で、1982年の集計開始以来、最も多かった。死者・行方不明者数も161人で、過去3番目に多かった。
同省によると、今年の土砂災害は東京、茨城、栃木を除く44道府県で発生し、年間の平均発生件数(1015件)の3・4倍に達した。西日本豪雨だけで2581件に上り、これまで最も多かった2004年の2537件を大幅に上回った。都道府県別では広島県の1243件、愛媛県の419件、北海道の237件の順に多かった。