将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(16)が28日、大阪市福島区の関西将棋会館での第45期棋王戦(共同通信社主催)の予選で、村田顕弘(あきひろ)六段(32)に84手で勝ち、2018年の年内最終戦を白星で飾った。藤井七段の18年度の成績は38対局、32勝6敗、勝率8割4分2厘となった。
名人への道 藤井聡太
永世七冠 羽生善治
対局は午前10時に始まり、午後5時20分に終局した。終局後、藤井七段はこの1年を振り返り、「朝日杯将棋オープン戦と新人王戦、二つの棋戦で優勝できたのは大きな収穫だった。一方、自分の至らないところを改めて認識させられた将棋も何局かあった。来年は、見つかった課題を克服していける1年にしたい」と述べた。(佐藤圭司)