英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、メイ首相の離脱協定案が議会で否決される公算が大きくなる中、大手ブックメーカー(公認賭け屋)ウィリアムヒルの10日現在のオッズ(配当率)でも、「否決」が「可決」を大きく引き離した。議会がメイ政権を追い詰める提案を次々と可決しており、賭けでもメイ氏は劣勢に立たされている。
「1月中に協定案が議会で可決されるか」という賭けで、オッズは「可決されない」が1・1倍に対し、「可決される」は6・5倍と大きく差が開いた。
15日に予定されている協定案の議会採決では、最大野党・労働党だけでなく、与党の保守党や閣外協力する北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)からも大量の反対票が投じられるとみられ、協定案は否決される公算が大きい。
一方、「2度目の国民投票の可…