2020年東京五輪・パラリンピックの招致を巡る贈賄疑惑問題について、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が15日に東京都内で行った会見での発言内容は次の通り。
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おはようございます。竹田恒和でございます。みなさまには、日ごろからスポーツの振興、特にオリンピックムーブメントに多大なご理解、ご協力を賜っておりますこと、厚く御礼申し上げたいと思います。
また、この度は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、ご支援いただいております国民のみなさま、交通関係のみなさま、大会準備に携わっておられる組織委員会のみなさまに、大変ご心配をお掛けしており、申し訳なく思っております。
本日は、2014年までにすでに解散してしまった「東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会」元理事長として、会見をさせていただきます。
改めまして、お忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。本件は、招致委員会とシンガポールのコンサルティング会社「ブラックタイディングズ社」の間で取り交わされた2つのコンサルタント業務に関するものであります。これら二つのコンサルタント契約は、通常の承認手続きに従い、締結されたものであります。二つの契約に関する稟議書は、通常の承認手続きを経て、最後に回覧され、私が押印致しました。私の前には既に数名が押印しておりました。これらの契約内容は、ロビー活動および関連する情報を収集するコンサルタント業務の額になります。
これらの契約につき、私は、国…