17日午前5時55分ごろ、北九州市小倉南区の北九州モノレール北方駅で、列車がホームに入る直前、男性がホームから約1メートル下のレール(軌道)に飛び降りた。運行する北九州高速鉄道は列車を緊急停止させ、送電も止めた。男性はホームに戻り、改札口を出たという。けが人はいなかった。約6分後に運転を再開した。
同社によると、進入してきた列車と男性の距離は約20メートルで、列車が停止したのは男性の5メートル手前だった。構内のカメラには、男性が列車を確認しながら飛び降りる様子が映っていたという。同社は「レール側面には電気が通っており、感電することもある。非常に危険なので絶対に飛び降りないでほしい」としている。
北九州モノレールでは2年前にも中学生と大学生がレールを歩くなどする事案が2件起きていた。(井石栄司)