タイ当局は11日、バーレーン出身のサッカー選手、ハキム・アライビ氏(25)を解放した。アライビ氏はバーレーンで迫害されたとして、豪州に逃れて難民認定されたが、旅行で訪れたタイで当局に拘束されていた。バーレーンに送還されれば迫害の恐れがあることから、国際サッカー連盟(FIFA)や豪州が解放を求めるなど、国際問題に発展していた。
タイ当局によると、バーレーン政府が送還要請を取り下げたという。
国際人権団体によると、アライビ氏は2012年に家族の政治活動を理由に逮捕され、拷問を受けた。さらに、警察施設を破壊したとして14年に禁錮10年の判決を受け、豪州に脱出。本人は罪状を否認している。
昨年11月にタイを訪れた際、…