サッカーの強豪レアル・マドリード(スペイン)は14日、日本代表でJ1・FC東京に所属していたMF久保建英(たけふさ)(18)の獲得を公式ホームページで発表した。まずは若手で構成するBチームでプレーする。
久保建英、南米でどこまで輝けるか(中西哲生コラム)
久保は、4日に国際移籍が解禁となる18歳になったばかり。複数の関係者によると、久保は6月1日でFC東京との契約が満了した。レアルとは5年契約で、年俸200万ユーロ(約2億4千万円)とみられる。レアルは前身の大会も含めて、欧州チャンピオンズリーグで史上最多13度の優勝を誇る。
久保は10歳で、J1川崎の育成組織から入団テストを経て、バルセロナ入りした。だが、国際移籍は原則18歳以上という国際サッカー連盟の規則にバルセロナが違反した影響で公式戦に出られなくなり退団。2015年にFC東京の育成組織に入り、17年に16歳でプロ契約を結んだ。日本代表では9日の親善試合で、史上2番目の若さで初出場を果たした。14日開幕の南米選手権に出場する日本代表チームにも選ばれている。