福岡管区気象台は12日午前6時、熊本県の阿蘇山(中岳)の火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げた。地元市町村などでつくる阿蘇火山防災会議協議会は火口からおおむね1キロ内を立ち入り規制にした。
阿蘇山は2月から火山性微動の振幅がやや大きく、火山ガスの放出量もやや多い状態が続いていることから気象台が監視を強めていた。11日夜からは微動の振幅がさらに大きくなったため、警戒レベルを引き上げた。レベル2は2017年2月7日以来となる。(後藤たづ子)