（２３日、バスケットボールＢリーグ１部 川崎９５―７５北海道）

バスケットボールＢ１の北海道が崖っぷちに立たされている。２３日は敵地で川崎になすすべなく、７５―９５と完敗。２４日の試合も敗れ、Ｂリーグ３季目でクラブ最悪の１１連敗を喫した。Ｂ２降格がちらつき始めている。

その２３日の川崎戦。出足は良かった。ＰＧ多嶋朝飛の小気味のいいドリブルからの３点シュートに加え、得点源の外国籍選手バイロン・ミュレンズとデイビッド・ドブラスの高さを生かしたプレーが決まっていた。「（川崎の）篠山竜青、辻直人、ニック・ファジーカスの日本代表３人へのプレッシャーのかけ方を準備してきた」という内海知秀監督の狙いも悪くない。第１クオーターは２１―２２と互角だった。

だが、その第１クオーターについて「好調な選手にボールを集めてシュートを打たせるわけでもなく、決まったプレーばかり。トランジション（攻守の切り替え）で崩せると思った」と語るのは、川崎の控えガード藤井祐真だ。いいプレーをしながらも、どこか自信がなさそうにプレーする北海道の迷いが見抜かれていた。

第２クオーターに入って藤井が…