(28日、選抜高校野球 習志野3-1星稜)
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習志野のエース飯塚が、好救援で逆転勝ちを呼び込んだ。二回、先発岩沢が1点を失い、なお2死一塁でマウンドへ。「逃げたら負け」。直球を続けて空振り三振に仕留めた。
毎回のように走者を得点圏に背負った。四回からは軸になる右足もつりかけていた。それでも「気合だけは入っていた」と小林監督。伸びのある直球を低めに集めてしのいだ。
八回1死二塁では牽制(けんせい)球で走者を刺し、相手に流れを渡さなかった。捕手兼子、遊撃手角田とアイコンタクトで意思疎通を図る見事なプレーだった。先輩たちも成し遂げられなかった8強進出。充実の96球に「自分たちの名を(野球部の歴史に)残せた。これを励みに頑張りたい」と破顔した。
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○竹縄(習) 主将は四回に同点打、六回の守備では左邪飛を好捕。「死球で退いた根本の分まで、と思った。次の試合も気持ちをひとつにして戦う」
習志野が初めて準々決勝へ
第6日の28日、習志野が星稜を退け、4回目出場で初の8強入り。夏の全国選手権では2度(1967、75年)優勝しているが、選抜は2回戦止まりだった。