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大阪で48年ぶり「4重選挙」 連動し都構想が争点に

大阪府知事と大阪市長のダブル選になった大阪では29日、府議選(定数88)と大阪市議選(同83)も告示された。統一地方選にあわせて「4重選挙」になるのは、1971年以来48年ぶり。地域政党「大阪維新の会」が掲げる大阪都構想をめぐって維新候補と「反維新」候補が全面対決しているダブル選と連動し、議員選も都構想が大きな争点となりそうだ。


41道府県議選・17政令市議選告示 統一地方選前半戦


都構想は大阪市をなくして東京23区のような特別区に再編する制度改革。都構想の是非を問う住民投票の実施には府・市両議会での議決が必要で、維新と「反維新」勢力のどちらが過半数を獲得するかが焦点になる。


都構想をめぐっては、両議会で過半数を持たない維新が公明と交渉したものの決裂。維新所属の知事、市長が任期途中で辞職したうえでポストを入れ替えて立候補する「クロス選」を仕掛けた。府・市議選との同日実施で支持を訴え、両議会での単独過半数獲得を狙う。


一方、維新以外のほとんどの会派は都構想反対の立場。ダブル選では、自民が擁立した候補を「反維新」勢力が支える構図になっている。府・市議選でも、維新が過半数を獲得するのを阻止する構えだ。(坂本純也)


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