日本銀行が1日発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業・製造業の業況判断指数(DI)が6年3カ月ぶりの悪化幅となった。一方で、設備投資計画や非製造業は底堅さもうかがえる。今回の結果の受け止めを専門家に聞いた。 野村総研・木内登英氏 大企業・製造業のDIの大幅悪化は、昨年末から今年初めにかけて外需悪化による景気減速が起こったため。ただ、この影響が持続的な傾向となる証拠はない。中国や欧州の経済指標は持ち直しており、米国も明確に減速しているわけではない。 製造業に比べ、非製造業は安定… |
外需の悪化、内需への波及は 専門家は日銀短観どう見る
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