関西みらいフィナンシャルグループ(FG)傘下の関西アーバン銀行と近畿大阪銀行が1日、合併して「関西みらい銀行」が発足した。人口減や超低金利で厳しい環境が続く中、事務システムの統合や店舗の統廃合などでコスト削減を進める。
関西みらい銀の店舗は大阪府や滋賀県などを中心に約270。貸出金は約6兆4千億円で、関西の地銀では最大規模となる。菅哲哉社長は、大阪市中央区で開いた発足式で「お客様の成功、地域活性化に全力を尽くす覚悟。『なくてはならない』と思ってもらえる銀行を目指す」と語った。
営業時間は旧近畿大阪の店舗が午後5時まで。旧関西アーバンの店舗は午後3時までだが、10月以降に午後5時までの店を増やしていくという。同FGはりそなホールディングスの子会社。傘下のみなと銀行(神戸市)は独立を維持する。