(2日、選抜高校野球準決勝 習志野6―4明豊)
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「甲子園では1球のミスが大きい」。明豊のエース若杉が1点リードで迎えた七回、先頭打者に投じた8球目だった。「先頭が大事という意識が強くて力んでしまった」。高めに浮いた直球を右中間まで運ばれ三塁打。次打者に安打を許し、追いつかれた。
この日は相手の揺さぶりにも冷静だった。三回こそ重盗を許したが、六回は「一塁走者の動きが怪しかったのでまたやってくるな」。本盗を仕掛けた三塁走者を刺した。「試合のなかで修正できた」と言うように、低めへの制球力を発揮していた。それだけに
背番号「1」の2年生は七回の1球を悔やんだ。「エースの責任感を学べた大会だった。『1番』をつけて夏にまた帰ってきます」
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●川崎監督(豊) 「相手バッテリーの配球の変化に対応できず、中盤の攻撃が淡泊になってしまった。細かい野球のできる習志野さんが一枚上でした」