23日に開幕した選抜高校野球大会の開会式で、司会を務めたのは大分舞鶴の橋本由紀さん(18)。入場行進に合わせ、高いハリのある声で出場32校の校名を読み上げた。
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昨夏のNHK杯全国高校放送コンテスト・アナウンス部門で優勝し、大役を任された。野球とはあまり縁がなかったが、昨夏の大分大会は球場で応援。同級生の主将らが戦う一進一退の試合展開に涙した。
「気持ちを込めて読みたい」と出場校を紹介する雑誌を買い、特徴をメモに書き込んで臨んだ。「こんなに体が震えるんだというくらい緊張した」と言いつつ、表情に緊張をにじませながら堂々と行進する球児の姿に「勇気をもらいました」。
4月からは関東の大学に進学する。夢はアナウンサーだ。「たくさんの人に聞いてもらうのは素敵なことだなと感じた。なりたい気持ちが強くなった」。球児たちに「悔いのないように頑張って欲しい」とエールを送った。(角詠之)