(5日、J1 川崎1―1セ大阪)
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右足に気持ちが、こもっていた。
1点を追う後半4分。ゴール前で川崎のMF田中碧が胸トラップしたボールに、FW知念慶が素早く反応する。相手に体をぶつけてドリブルを仕掛け、「落ち着いてシュートを打てた」。低く抑えられた球はネットにつきささった。
初勝利を挙げた前節に続く2試合連続のゴール。しかし、今季初めからレギュラーだったわけではない。昨季リーグ2連覇をしたチームには、ロンドン五輪得点王で元ブラジル代表のレアンドロダミアンが加わり、元日本代表のFW小林悠と実力者がひしめく。そのため、自身は開幕2試合は途中出場だったが、チャンスを逃さず、ポジションを奪った。それでも「ライバルが大きい存在なので、練習から気を抜かずにやっていきたい」と語る。
愛知学院大から加入して3年目…