日産自動車は24日、2019年3月期の業績予想を下方修正し、営業利益が前回2月時点の予想を1320億円(29・3%)下回る3180億円、純利益は910億円(22・2%)低い3190億円になる見通しだと発表した。19年3月期の業績予想の下方修正は今年2月に続いて2度目。
【特集】ゴーン 日本最大の司法取引
売上高の予想も前回を260億円(0・2%)下回る11兆5740億円に引き下げた。前期実績に比べると、営業利益は約45%減、純利益は約57%減と大幅な減益となる。
主力の米国市場の販売不振に加え、無段変速機(CVT)に不具合が見つかった米国の一部車種の保証期間延長に伴うコスト増や、前会長カルロス・ゴーン被告が会社法違反(特別背任)などの罪で逮捕・起訴されたことによる販売面への悪影響が出たという。
世界販売の3割を占める米国市…