(28日、J1 FC東京2―0松本)
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得点はなくとも、FC東京の勝利の立役者はMF久保建英だった。パスで、ドリブルで、誰よりも輝いた。2008年北京五輪の日本代表を率いた松本の反町監督も認めるしかなかった。「質の違いを、久々に日本人で見させられた」
前半はFW永井の先取点を導くスルーパス。後半は相手ゴール前でファウルを誘ってPKを獲得した。PKは、FWディエゴオリベイラが蹴るという決まり事を守ったが、「蹴りたかった」と強気がのぞいた。
PKの前に敵陣の右深くから数人をかわして打ったシュートはポストにはじかれ、ピッチに両足を広げて座り込んだ。「勝手に入ったと思っていたんで。あーって感じ」。17歳と思えぬふてぶてしさと実力は新時代のエースにふさわしい。
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