熊本県の阿蘇山・中岳第1火口で3日午後3時40分ごろ、小規模な噴火が発生した。気象庁が発表した。噴煙は一時、火口の縁から2千メートルの高さまで上がった。
阿蘇山の噴火は4月19日以来、2週間ぶり。4月16日に約2年半ぶりに噴火していた。
気象庁は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を維持し、中岳第1火口から約1キロの範囲で、噴石や火砕流への警戒を呼びかけている。
福岡管区気象台によると、3日午後7時現在も噴火は続いている。火口から3・2キロの草千里ケ浜からは、灰色の噴煙がもくもくとのぼる様子が見え、大型連休で訪れた観光客らが写真に収めていた。