「もしかしたら、最後の紙幣になるかも」。ネット証券大手、マネックスグループの松本大社長は、刷新される新紙幣の運命をこう「予言」した。
お金の歴史について「もともと、金属でコインをつくったが偽造されやすかった。紙幣は軽くて便利だが、高度な印刷技術を使っても偽造は防げない」と松本氏。キャッシュレスの流れや偽造防止の観点から、将来のお金は「ブロックチェーン技術で何か新しいものがつくられる」とみている。
自社の2019年3月期決算は市況の悪化が響き、純利益が前年比82%減の11億円だった。グループ化したコインチェックの早期の黒字化を掲げ、ブロックチェーン技術の開発に力を入れる。(大和田武士)