トヨタ自動車が8日発表した2019年3月期決算(米国会計基準)は、売上高が前年比2・9%増の30兆2256億円となり、日本企業として初めて30兆円を超えた。一方、最終的なもうけを示す純利益は、前年に米法人減税の影響で一時的に利益が押し上げられた反動などで24・5%減の1兆8828億円となり、2年ぶりの減益となった。
本業のもうけを示す営業利益は2・8%増の2兆4675億円。ダイハツ工業と日野自動車を含むグループの世界販売台数は、前年比1・6%増の1060万台だった。
トヨタは、米法人減税の反動のため、当初から減益を予想。今年2月には、18年末に株式相場が値下がりしたあおりで保有株の評価損が生じ、減益幅がさらに広がるとして、予想を下方修正した。
同日発表した20年3月期の業…