北海道佐呂間町で39・5度を記録するなど、26日は北海道を中心に季節外れの猛暑日(気温35度以上)となった。この日、猛暑日を観測した全国53地点のうち道内は44地点。気象庁によると、日本列島上空に大陸から真夏並みの暖気が入り込むなど、複数の要因が重なったという。
26日は高気圧に覆われた影響で、全国的に強い日差しが照りつける晴れとなった。札幌市の上空1500メートルでは26日午前9時時点で、大陸から平年より約15度も高い21・4度の暖気が流入。この暖気が道内の気温をぐんと押し上げた。
5月の全国の最高気温を記録した佐呂間町や38・8度を記録した帯広市など道東部ではフェーン現象も発生。西風が道中央部の山岳地帯を越える際に気温が上昇し、暖気とともに道東部へ吹き込んだという。
大陸からの暖気は26日がピーク。ただ気象庁によると、高気圧の影響で27日も西日本を除く各地域で強い日差しが降り注ぐ見通し。東北や関東甲信を中心に猛暑日となる地域もあるとして引き続き、熱中症対策を呼びかけている。