您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> 教育(日语) >> 正文
児童の思い、ありのまま作文に 大阪の教師、情熱の生涯



野名龍二さん=2016年1月29日、大阪府門真市速見町、宮崎亮撮影



[PR]


戦後まもなくから生活綴方(つづりかた)と呼ばれる作文教育に取り組んだ元小学校教師の野名龍二(のなりゅうじ)さん=堺市=が昨年6月、89歳で亡くなった。一人ひとりの生活と思いがつづられた文集は、受け持った学級の教え子や後輩教員たちの心を、いまもなお、つなぎ続けている。


「いつの同窓会でも 必ずこの文集の作品が話の中心。離れて暮らしていても 心には『みどりの電車』が」「運転手は毎号記載されていた作文の作者。乗客はクラスメート。そして車掌は先生だった気がするよ」




文集「みどりの電車」=卒業生の山中俊治さん提供



昨秋に編まれた追悼文集で、何人かの教え子が「みどりの電車」に触れた。野名さんが受け持ち、1973年に卒業した、堺市立浜寺小学校6年4組の学級文集のことだ。




文集「みどりの電車」の学級の卒業生たち。手前左から3人目が野名龍二さん、4人目が妻の歌子さん。野名さんを囲んでの同窓会はこれが最後となった=2016年11月、大阪府岸和田市、卒業生の大村俊子さん提供



野名さんは28年に現在の三重県志摩市に生まれ、51年に大阪で小学校教師になった。53年に赴任した福泉町(現・堺市)立福泉小学校大庭寺分校では宿直室に寝泊まりし、部屋には朝から子どもらが出入りした。自然に囲まれた村の生活を作文につづらせたのが、文集作りの始まりだった。




大庭寺分校時代の野名龍二さんと子どもたち=「かえるの学級」(野名さん著、新評論社)より



赴任したどの学校でも、子どもが自ら題材を選び、自らの表現で書くことを尊んだ。拙(つたな)くとも決して手は入れなかった。著書「綴方教育論」ではこう書いた。


子どもは、知りたがりやのしたがり屋である。人や物とつながろうとする。時には一本の釘にすら愛情を寄せる。(略)一年生から集め始めて、四年生の終わりには、五千個もビールびんの蓋(ふた)を集めたという。そんな子どももいるものである。それを禁止してはならないのである。


ガリ版刷りのわら半紙でできた「みどりの電車」の1冊に、下久保義光さん(58)が書いたこんな作文がある。


「 欠席一名


ぼくは六年になってから、欠席…


新闻录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

发表评论】【加入收藏】【告诉好友】【打印此文】【关闭窗口

相关文章

千葉キッズ、もう夏休み 小中学校のエアコンゼロにつき
小中高校、スマホ持ち込み容認へ 都教委が方針転換
「7段の組み体操、子供助けて」SOS投稿、府が動いた
「ふりがななしで読みたい」夜間中学、7割が外国人生徒
うきうき半袖ワンピース、1週間早く夏服に衣替え 神戸
女子高生、チョークで描いた竜 地元の伝説モチーフ
「ゆとり教育と同じ」アクティブ・ラーニング 尾木さん
桜の詩、被災地に響いた 新入生がいつか進む日のために
午後3時、私だけの卒業式 帰ったはずの友が手を振った
荒れる生徒、校則あえて全廃…「常識」破った桜丘中校長
宿題は「背中洗い合う」驚いた母 学校が家族仲に介入?
災害時の障害者支援、担うのは中学生 NPOが奮闘中
工場一筋69歳、塗り替えた「中卒」 定時制で成績1位
小中学校でスマホ、使用は災害時のみ 大阪府が指針案
フリースクールって何だ 学校との間「マジックミラー」
バブリーダンスの登美丘高、「堺っ子体操」をリメイク
ここがヘンだよ、日本の学校 外国人の「?」に答える本
外国人教育「定時制頼み」 先生役にフィリピン出身OG
制服「お下がり」専門店 柔道着もカバンも直して再利用
さあ冬休み、小中学校で終業式 児童「おせちが楽しみ」
高校生3人、パリで縄文文化の魅力発表 「土偶好きに」
太陽の塔、ペットボトルのふた10万個で高校生が制作
性知識、少ない男子に授業 偏る情報「惑わされないで」
ジェットコースター、まさかの手作り 文化祭で35万円
「バブリー」登美丘高、次は万博ダンス あの曲キレキレ