税関総署の李魁文報道官(統計分析司司長)は14日国務院新聞弁公室が行った記者会見で、「今年3月には中国の輸出入が回復の兆しをみせた。同月の対外貿易輸出入額は2兆4500億元(1元は約15.2円)で前年同期比0.8%減少し、減少幅は1-2月に比べて8.7ポイント縮小した。このうち輸出は1兆2900億元で3.5%減少、輸入は1兆1600億元で2.4%増加した。人民網が伝えた。
中国の対外貿易輸出入の状況には次の5つの注目点がみられた。
(1)ASEANが欧州連合(EU)を抜いて中国にとって1番目の貿易パートナーになった。
(2)民間企業の輸出入は減少幅が小さく、全体に占める比率が上昇した。
(3)一般貿易の輸出入の割合が60%に達した。
(4)電気機械製品と労働集約型製品が主要な輸出製品となった。
(5)鉄鉱石、原油、石炭などの大口商品、および肉類などの国民生活に関わる重点消費財の輸入が急速に増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年4月15日